濱道明日香さん(デイサービス)
お客様だけでなくスタッフを含めた『人』を大事にしてくれる。
合掌苑を選んだ理由は『人』を大事にしている法人だと感じたからです。
合同会社説明会に参加し、現理事長から「合掌苑はお客様を中心に円として関りを持つ」という話に興味をもち、施設見学会に参加し驚いたことは、すれ違うスタッフが「いらっしゃいませ」ととても感じの良い挨拶をしてくれたことと、ご利用者様を「お客様」とお呼びしていたことです。その時驚きと多少の戸惑いを感じたことを今も覚えています。
しかし、サービス利用に対し自己負担があり、利用者側がサービスを選べる介護保険制度の中ではご利用されている方はお客様であると理解したことで戸惑いはなくなりました。
それからはお客様として私たちが大事しなければならないことは何か、お客様だからこそ意識しなければならないことを日々考えられるようになったと思います。
岡根浩太郎さん(高齢者支援センター長)
面接の時に感じた人のあたたかさ。
合掌苑の面接を受けたのは就職活動の始めの方で、何も分からない状態でした。そのような中で施設見学をしていたのですが、見ず知らずの私たち面接者に対しての丁寧なあいさつがとても印象的でした。実際の面接でも、チグハグであったであろう私の話に温かい目で、そして私の体験してきたことに一緒に喜んで下さる場面もありました。
そのような部分から本当に人の思いを理解しようとして下さる人がこのあたたかい施設の雰囲気をつくっているのだろうと感じ、そのような中で私も働きたいと思い入社を決断しました。
行野朱美(ケアスタッフ)
2007年入社 アシステッドナーシング鶴の苑
車椅子を使われているお客様のお話です。
お客様は、鶴の苑に入居されてから一度も小田原にあるご実家へ帰郷されたことがなかったので、ご家族様へ帰郷の提案をいたしましたところ、「え!?そんな事まで!?」と思いがけない様子で私の想像以上に喜んでくださいました。
当日、ご自宅へ向かう前の予想もしていなかったお墓参りや、近所のかまぼこ屋さんのご夫婦、昔からのお知り合いの方々にお会いする事ができ、普段は言葉の少ないお客様も声を出してお喜びになられていました。またご親戚の方々もたくさん集まり、食事会をする事ができました。
心配だったお食事は、ご本人様用の軟らかい食事を持参し、料亭できれいな器に移し変えてお出しいただくなど周囲の協力も得られ、心からお楽しみ頂けたと感じました。記念にと、お客様が料亭より頂いたハンカチを私たちスタッフに下さり、今でも大切にしています。
ご家族様から、「もう実家には帰る事ができないと思っていたのに、このような機会を作ってくれて、本当にありがとう。」と、お言葉を頂きました。
今回の企画は、私たちケアスタッフや上司、栄養士、調理員、看護師などお客様に関わるすべてのスタッフの協力、そして料亭の方のお心遣いがあって実現できた事をとても嬉しく思います。
そして、何よりお客様にお喜びいただけたことが、私の忘れられない喜びとなりました。
蒋皛(事務企画職)
こんにちは。中国の上海から参りました蒋と申します。
4年前、自分の地元で皆が安心で過ごせる老人ホームを創るという大きな夢を持って、日本に留学することを決心しました。
なぜなら、私が大好きな祖母が人生最後の1年は病院で過ごしました。その時の母は毎日病院に行って、祖母の面倒をみました。もちろん、病院にはお医者さんと看護師さんがいますが医療以外の面倒はあまりみてくれませんでした。
母の毎日の忙しさをみていました私が中国にも日本と同じような介護付き老人ホームがあればよかったなという思いが溢れてきました。今年の4月に合掌苑に入社し、就労担当として、介護技術以外の施設の運営や、人材確保など色々な事が勉強になりました。これからもっと頑張りたいと思います。
いつか自分の夢が叶うかもしれません。